Power Automate×WordPressの自動投稿フローを2回の継続発注で改修した情シス代行事例|既存ワークフローを活かす保守改修
Power Automateと...
引っ越し前後や、過去のSNS投稿、古い名簿サイトの転載など、自分の自宅住所や個人情報が意図せずWeb上に残ってしまう ケースは少なくありません。気づいた瞬間にとても怖くなり、しかし「どこに連絡してどんな手続きをすればいいか分からない」 という壁に当たります。
今回ご紹介するのは、個人クライアントから、Web上に拡散した自宅情報の削除依頼を代行した事例 です。BENTEN Web Worksは、「スクレイピングで網羅的に把握する技術力」と「不安に寄り添う頻度で報告するコミュニケーション」の両軸 を徹底しました。技術 × 寄り添い、両方ないと個人情報削除は完結しない が、この案件で再確認したことです。
なお本記事は、個人案件のため最大限抽象化し、特定につながり得る情報は一切含めていません。
依頼の起点は、「精神的な不安を、誰かに代わりに動いてほしい」 という、技術以前の切実なものでした。
「情報を消すこと自体は手続き」ですが、その間ずっと続く不安そのものが、依頼者にとっての本当のつらさ でした。
「削除依頼を一括で出してくれるツール」のようなSaaSもありますが、今回のケースでは、機械的な一括送信ではなく、サイトごとに丁寧に対応するほうがクライアントの安心につながる と判断しました。
メリットは効率。デメリットは、サイトごとの個別事情に対応できず、削除されないまま放置されるリスク が残ること。今回のクライアントは「とにかく確実に消えてほしい」が最優先でした。
採用したのは、まずスクレイピングでWeb上に出ている個人情報を一括抽出して全体像を確定し、サイトごとに削除申請窓口・申請方法・所要時間の見積もりを整理した上で、進捗を細かく共有しながら進め、最後に再スクレイピングで漏れがないかを技術的に検証する アプローチです。
この案件で大事にしたのは、「技術力 × クライアントの不安に寄り添う対応」の両軸 です。 「確実に消すこと(技術)」 と 「その間の不安に寄り添うこと(コミュニケーション)」 を、両方とも仕事の本体として扱いました。

派手な技術ではなく、「確実に消える」ことと「その間に安心していられる」こと の両方を、技術と寄り添いの両輪 で担保する運用に徹しました。
クライアントの声(趣旨は保ち、表現は脚色):
きめ細かく進行状況をご報告いただき、的確なご対応をいただきました。安心してお任せできる相手だと感じました。
技術的な成果以上に、「不安が減った」という体験そのものが、この案件の本質的な成果 です。
効率重視で考えれば、削除申請を一括で送るSaaSを使う選択肢もありました。けれど、「効率的に申請したけれど消えなかった」という結果は、依頼者の不安をさらに悪化させる。今回求められていたのは効率ではなく確実性です。ツールの効率を提供するのではなく、結果の確実性を提供する という立ち位置を、ここで明確にしました。
削除申請は、申請してから返答が来るまで待機時間が必ず発生します。待機中こそ、依頼者の不安が一番ふくらむ。「進捗がない時こそ、進捗がないことを報告する」 という運用に切り替えました。これは情シス代行の障害対応でも同じで、沈黙は不安のもと、を一貫した方針にしています。
ケースによっては法的手続きが必要になりますが、最初から重い手段を持ち出すと、依頼者を必要以上に怖がらせる。まずは通常の削除申請で対応できる範囲を尽くし、必要に応じてエスカレーションする順番にしました。「いきなり最大化しない」 のは、保守案件で一貫している判断軸です。
依頼者から教えていただくサイトリストだけを起点に進めると、「自分も気づいていないところに残っているかもしれない」という不安が最後まで消えません。だから、最初の段階でスクレイピングを走らせ、「いま実際にWebに出ているもの」を一度自分の手元に集めました。 人が探すと取りこぼす、機械なら一定のルールで網羅できる。役割分担として、網羅性は技術に担保させ、判断と寄り添いは人がやる。これは個人情報の削除という、絶対に取りこぼしたくない領域だからこそ採用した設計です。
削除申請は「申請を受け付けた」という返答が来ても、実際にWeb上から消えているかは別の話です。サイト側の都合で表示が残ったり、キャッシュが効いていたりするケースもあります。だから、削除完了報告の前に、もう一度スクレイピングで巡回して残存ゼロを確認しました。 「消えました」と言うときに、人の目視と機械的な再チェックの両方を通している という事実が、依頼者の安心を一段引き上げます。技術力は、こういう場面で寄り添いに直接つながる、と再確認した案件でした。
クライアントとのやり取りから、価値観の軸が出ている自分の発言だけを抜粋します。個人案件のため、内容に関わる固有情報は完全に置き換えています。
「まず掲載状況を一通り棚卸ししたうえで、サイトごとに申請方法と所要時間の目安をご共有します。いつまでに何が起きそうか、を最初に握ってから進めたい ためです。」
「進捗がない期間も、定期的にステータスをご報告します。沈黙が一番ご不安だと思いますので、動きがない時こそお声がけします。」
「今回は通常の削除申請から進めます。最初から最大の手段を取らない のは、依頼者の負担を上げないためです。必要があれば、その都度ご相談しながら強めていきます。」
派手なツールや技術ではなく、ちゃんと動いて、ビジネス(生活)に寄り添えて、ちょうどいい 関わり方を選んでいます。
このWeb上の個人情報削除案件から整理できた、BENTEN Web Worksとして他案件にも応用している判断軸は4つです。
技術力とクライアントの不安に寄り添う対応は、別物ではなく両輪。どちらかが欠けると、個人情報削除のような案件は完結しません。
個人情報削除に限らず、「依頼者が不安と一緒に過ごす期間がある」案件すべてにこの進め方は応用できます。情シス代行の障害対応・トラブル対応でも、同じ温度感で関わるようにしています。
「Web上に出てしまった情報を消したい」「進捗が分からない手続きを誰かに代わりに動いてほしい」「不安な期間に伴走してくれる相手を探している」という方は、以下のサービスをご覧ください。
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