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自動字幕のまま公開していませんか?記者会見の字幕を校正し、英語字幕まで仕上げたサンプル|字幕の校正・日英翻訳

制作内容

字幕の校正と日英翻訳

動画の字幕を「自動で付けたまま」にせず、人が読んで納品できる状態に直す作業の見本です。首相官邸が公開している記者会見(8分20秒)を素材に、次の2つを自主制作しました。

  • 日本語字幕の校正: YouTubeの自動字幕を、言葉の誤り・区切り・表記まで直した字幕にする
  • 日英翻訳: 校正済みの日本語字幕から、英語字幕を作る

どちらも、字幕ファイル(SRT)だけでなく「どこを、なぜ直したか」が分かる一覧を付けています。

自動字幕は、そのままでは使えない

自動字幕は話した内容をおおむね拾いますが、固有名詞と同音の言葉で崩れます。この会見では、閣僚の氏名がほぼすべて誤っていました。

自動字幕 校正後 誤りの種類
中塚浩さん 中司宏さん 閣僚の氏名
大きな不託を 大きな負託を 同音の言葉
一眼となって 一丸となって 同音の言葉
ラシ版とし 羅針盤とし 聞き取りの誤り
316議跡 316議席 同音の言葉

8分20秒で直した箇所は82か所です。内訳は、同音の言葉や誤変換が38、固有名詞が12、聞き落としの補完が11、表記の統一が11、「え、」などのフィラーの削除が9、判断が必要な箇所が1でした。

あわせて、言葉の途中で切れていた字幕の区切り(「第/2次」「自由/民主党」)を直し、1枚24字以内に収めています。

直した理由を、1か所ずつ残す

校正の納品物には、修正した82か所を1行ずつ並べた一覧を付けました。時刻・修正前・修正後・前後の文脈・分類が並んでいるので、発注した側が確認したい箇所だけを拾って見られます。

判断が要る箇所は、勝手に決めずに申し送ります。今回は、公式発表の全文が「数百ものの計画」となっている一方、話した言葉は「数百もの計画」でした。字幕では文として成り立つ「数百もの」を採り、公式との違いとして一覧に残しています。

日英翻訳:AIで下訳し、人が全行を直す

英語字幕は、AI(Deepseek)で下訳を作り、人が全行を読んで直す流れで作りました。

  • ① 用語を先に決める: 閣僚の氏名・役職・政策名の訳語を用語集にまとめ、翻訳の前に固定しました
  • ② 文脈つきで下訳する: 字幕を48枚ずつまとめて渡し、毎回、直前の2枚も文脈として付けます。字幕は文の途中で切れているため、1枚ずつ訳すと意味が崩れます
  • ③ 人が全行を校正する: 119枚のうち97枚を直しました。たとえば、「挑戦を積み重ね」が challenges(困難)と訳されていたもの、女性の大臣を he と訳していたもの、途中から文末のピリオドが落ちていたものです
  • ④ 別の校正者が点検する: 訳した本人とは別の校正者が全行を読み、述語の欠落や「誰がするのか」の取り違えなど14件を指摘しました。すべて反映しています
  • ⑤ 字幕の規格に合わせる: 1行42字以内・2行まで、読む速さは毎秒20字以内に収めました。下訳の時点では、1行109字・毎秒28字の行がありました

役職名の正式な英語では読む速さを超える行が2枚あり、そこは略記にしました。正式名は用語集に残しています。

納品物

  • 日本語字幕(校正前・校正後のSRT)と修正理由の一覧
  • 英語字幕(SRT)、翻訳確認表(日本語・下訳・校正後の英語・修正理由を1枚1行で並べたもの)、用語集

SRTはYouTubeにそのまま読み込めます。

実際のご依頼では

公式の全文がある動画は多くありません。その場合は、人名・社名・専門用語の一覧を先にいただき、それと照合して校正します。英訳でも、固有名詞と業界用語の訳語を最初に決めてから作業に入ります。

本サンプルは、自動字幕と機械翻訳をどこまで信用し、どこで人が手を入れるかを見ていただくためのものです。受注実績ではありません。

出典:首相官邸ホームページ「高市内閣総理大臣記者会見(令和8年9月17日)」の映像と発言全文(https://www.kantei.go.jp/jp/105/statement/2026/0917kaiken.html)を加工して作成(字幕の校正・英語への翻訳:BENTEN Web Works)。公共データ利用規約(PDL1.0)に基づく利用です。本サンプルは自主制作で、政府・首相官邸が作成したものではありません。英語字幕は非公式な翻訳です。

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